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指定文化財 旧上戸沢検断屋敷 木村家住宅

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年7月22日更新

宮城県指定 旧上戸沢検断屋敷木村家住宅

上戸沢の町は、近世を通じ「山中七ヶ宿街道と言われ、奥羽十三大名の大名が往来した七ケ所の宿駅の一つであり、木村家は代々伝馬や宿駅関係の一切の仕事を取り締まる検断を勤めた家です。

上戸沢には本格的な大名の宿泊する本陣施設は置かれませんでしたが、木村家は本陣に準ずる宿泊、休息所のほか、町の伝馬問屋の仕事も兼ねていました。

検断屋敷は、その木村家の屋敷で、解体移築の際に仏壇の戸棚に墨書があり享保20年9月とあったことから、直接的な年代の特定ではないものの、約300年ほど前に建築されたものと推定されています。

街道に面した軒を「せがい」造りとし、開口部に出格子などを用いるなど往還であった上戸沢地区の街並みの特徴を有します。

平成15年に上戸沢から移築され、材木岩公園内に復元されています。

旧上戸沢検断屋敷木村家住宅画像