生活保護について
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年3月4日更新
生活保護とは
病気や障害等の事情により働くことができず、世帯全体の収入が一定以下の場合、その生活の困窮の度合いに応じて健康で文化的な最低限度の生活を保障するため保護を行い、また、生活の自立を助長する制度です。
しかし、無条件で保護されるわけではなく、自分の資産や能力を最大限に活用し、さらに民法に定める扶養義務者の支援や、他の法律などに基づく給付がなされても、なお最低限度の生活を維持できない状態にある場合に限り、その維持できない程度を保護されることになります。保護の金品は、皆さんの税金でまかなわれます。
保護の種類
厚生労働大臣の定める保護基準に基づいて、年齢、世帯構成などによって最低生活費を計算し、この額とその世帯の収入とを比較して、福祉事務所長が決定を行います。
生活扶助…食費、被服費、光熱水費等の日常生活にかかる費用
住宅扶助…家賃、住宅修繕などにかかる費用
教育扶助…学用品費、教材費等の義務教育にかかる費用
医療扶助…病気やケガの治療にかかる費用
介護扶助…介護保険の給付対象となるサービスにかかる費用
出産扶助…出産にかかる費用
生業扶助…生業に必要な資金、技能習得、高等学校等への就学、就労の支度にかかる費用
葬祭扶助…葬儀にかかる費用