議会改革検討委員会報告
議会改革検討委員会では、これまでに「議会運営」「議場・設備」「経費・費用」「議会基本条例」「議員研修」などに関する事項約30項目について、調査、検討を行ってきました。
この中で、議会基本条例の柱とも言える「議会報告会」「自由討議」について視察研修を実施しました。
角田市議会視察研修
宮城県内ではいち早く議会改革に取り組んでいるお隣の角田市議会へ視察を行いました。この研修には、佐藤正友角田市議会議長を初め、議会基本条例制定時の中心メンバーだった細川議員と谷津議員が参加くださいました。
角田市議会では平成23年に議会基本条例を制定するまでの間に、議会報告会を4回開催し、さらには議員間自由討議を行うなど、まずは実践するところから始めたということでした。報告会では、市民からの厳しいお言葉や励ましを頂きながら試行錯誤して続けてきたことで、以前よりも議会というものが、市民にとってずっと身近に感じてもらっているのではないかとのことでした。
市民との協調のもと、存在感のある議会となるための取り組みについて、大変熱心にお話いただき、今後の参考となる研修会になりました。
角田市議会視察研修(平成25年10月9日)
議会改革研修会
全国で初めて議会基本条例を制定した北海道栗山町議会の元事務局長であった中尾修さん(現東京財団研究員)を招いて、「全国に広がる地方議会改革~議会基本条例から考える~」と題した研修会を開催しました。
議会基本条例は、「議会・議員の活動原則」「市民と議会との関係」「市長と議会との関係」を条文で明記し、これによって議会本来の機関としての役割を果たすことが期待されます。
研修会の中で、中尾研究員からは、
- 旭山動物園の成功は、動物の生態を「全部見せる」ことが集客増につながった。 →情報の公開
- 議員としてのプレーがゴルフなら、議会としてのプレーはサッカーのようなもの。 →議員間自由討議
- 市民との双方向の回路を議会が作らなければならない。→議会報告会の開催
などの説明をいただき、議会基本条例の必要性について理解を深めることができました。
議会改革研修会(平成25年11月25日)